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先週土曜日、国東半島にある五辻不動尊(いつつじふどうそん)を訪ねた。この不動尊は千燈岳の中腹にある不動山の9合目近くに位置する。眼下には瀬戸内海や姫島が横たわる。素晴らしい景観である。五辻不動尊から少し下った位置に、英国人彫刻家アントニー・ゴームリーの鉄の像が岩峰の先に立っている。何でこのようなものがここにあるのだろうか?と、誰もが不思議に思う。像の高さは191cmだという。赤茶けた鉄の塊である。国東町の千燈プロジェクトの一環で設置したらしい。
アントニー・ゴームリーはインドスリランカで仏教について学び、以後、自身を形どった鉄の彫刻を作るようになったのだという。国東半島はもともと砂鉄の資源が豊富で、たたら製鉄も盛んであったという。内なる存在を見つめ、瀬戸内海を見下ろすアントニー・ゴームリーの像は修験道や国東半島の精神や哲学に合致する。それにしても、629kgもの鉄の像を岩山のてっぺんにまで運んだ人々の熱意には驚かされる。地元シイタケ農家(原木運搬の索道)や釣り愛好家(釣り竿キャスティング)の技術を応用して山中数か所にワイヤーを渡しロープウエーのような運搬方法で運んだという。大変な作業だったらしい。荒い鉄の像は表面が錆び、いずれは風雨により自然に還るのだそうだ。

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2年前、国東半島六郷満山開山1千3百年とかで、国東半島内古刹30数か寺を巡る「御朱印巡り」が行われた。興味があり、友人とかっての本山本寺、中山本寺、末山本寺を休日を利用して3ケ月ほどかけ巡った。本山とは学問をする場、中山とは僧侶の修行の場、末山とは民衆と深く関わる場(お寺)のことだという。これらの由緒あるお寺はいずれも深山幽谷の峰々を背後に独特の雰囲気があった。
春先に痛めた膝腰の具合がだいぶ回復したので、先週末、前回巡った中で印象が深かった清浄光寺を訪ねた。鷹巣岳山麓の西方寺集落東側に位置するなかなか趣があるお寺で、現在は無住になっている。本尊は阿弥陀如来である。参道に軽トラックや軽自動車が数台駐車していたので、今日は何事か?迎春準備をされているのか?と思いきや、最近本堂の屋根瓦の葺き替えをやり、明日はその完成を祝う護摩焚きを地域総出で行うのだと言い、地域の男手が出て準備作業を行っていた。千燈寺の住職(現在は清浄光寺の住職も兼務)さんは以前に存じ上げていたので少しお話をさせていただいた。本尊参拝後、お寺横の急な石段を上り奥之院(六所権現)に詣でる。国東半島のお寺では神仏混交が普通で、必ずお寺の裏には神社がある。奥之院も綺麗に掃除が行われ、迎春準備(新しいしめ縄、房が下がっていた。)が整っていた。地域の古老たち総出で準備をしたのだろう。高齢化、過疎化が進む中、昔からの伝統が守られているのは嬉しい。
住職さんのお話では、今年はコロナ禍でのため近在のお寺でも各種行事が自粛を余儀なくされ、参拝客も少なかったという。来年はコロナが終息し、平和な年になって欲しいと願っておられた。

過日、久しぶりに山へ登った。春に米神山へ登って以来である。膝と腰を気遣いながらの山行だったが、どうにか高山寺参拝と山頂までの往復が出来た。この日は好天に恵まれたものの、風が強くて山道は杉の小枝がおびただしく散乱していた。
紅葉の時期はすでに過ぎ、わずかにドウダンツツジの赤が目立つ程度だったが、山頂の展望所から由布岳、鶴見岳などが遠望出来た。西叡山の8合目くらいに位置する高山寺境内からの展望も素晴らしく、周防灘や姫島、両子山、屋山、千灯岳、猪群山などが一気に望める。高山寺では住職さんご夫妻からお茶とお菓子をご馳走になった。本尊の薬師如来参拝後、すがすがしい気持ちで高山寺を辞した。その後、時間があったので、田染の岩脇寺(現在は無住)、国宝の大堂がある富貴寺を訪ねた。富貴寺は本堂建て替え中だった。大堂では阿弥陀三尊像の御開帳があって(コロナ禍にも関わらず)大勢の人たちが訪れていた。貸し切りバスやマイカーで駐車場は満杯で臨時駐車場に車を置き参拝した。

師走に入り、日中も気温があまり上がらなくなった。ニホンミツバチの活動も随分と鈍ってきたようである。先日、隣町に在住の親戚Mちゃんからお誘いがあり、ニホンミツバチ採蜜に夫婦で勉強に出かけた。Mちゃんが町内数か所に置いてある巣箱の中で、蜜が入っていそうな箱を選び現地で作業を開始した。頭からネットを被り、用具を持参して作業に取り掛かる。聞けば、蜂にいたずらをしない限り人を刺すようなことはないらしい。
上段の箱を開いてみると蜜がいっぱい詰まっていた。箱の中の蜜板は必ず奇数であるというから不思議である。採蜜後は(蜜板を)ヘラで潰し、ザルに移した後に自然流下(5~6日間かけ少しずつ)させ、最後は布巾で濾して仕上げる。現場で少しハチミツを舐めたが、味はずいぶんと濃厚である。冬季に入り、蜂の活動が鈍るため、3段の箱のうち2段は越冬用として蜜を残す。採蜜作業は小1時間で終了した。来週にはニホンミツバチの百花蜜(いろんな種類の花の蜜が混じっているためこのように呼ぶ。)が食べられそうである。来年は我家の蜜箱にも立派な蜜が採れれば良いがと思う。

過日、父親の「三十三回忌法要」を行った。父親が逝き、はや32年の歳月が流れた。父親は外地から引き揚げて戦後の苦しい時代を懸命に生きた。田舎の荒れ地を求め、働きながらの開墾は随分と苦労が多かったに違いない。母親と2人で懸命に生きた生涯だった。私などとても真似ができない尊敬に値する人だった。随分性根が座った人だったが、2人の孫たちをとても可愛がってくれた。今、私が定年後に田守りや裏山、菜園などで楽しみ、健康的な生活が送れるのも父親の残した財産のお陰だが、時代が変わり、子供たち世代にとっては財産管理も重荷になる?かも知れない。

法要はコロナ禍の中、門徒寺の方からも短時間、少人数でお願いします、との申し出があり、長男家族と我々夫婦、住職さん6人でこじんまりした法要だったが、父親は喜んでくれたと思う。次男家族(関東に在住なので)にはそちらからお参りしてくれと頼んだ。今般の法要は私の誕生日に合わせた。父親が亡くなった年齢と今年、私の満年齢が同じだった。法事の直会は誕生日のお祝いも兼ね、夕刻に隣町の割烹で行う。コロナの関係で久しぶりの料亭での食事だった。誕生日お祝いとして孫から手書きのメッセージ、長男夫婦からは防寒着と誕生ケーキ、次男からは電動髭剃り、連れ合いから蜂蜜セットを貰う。皆がそれぞれに気遣いをしてくれたが幸せなことである。法要も誕生会も一気に済んで一区切りした。まもなく師走を迎える。日々寒さが増し今年も残り1ケ月余になった。まさに光陰は矢のごとしである。

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