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さる14日、山登りから帰った夕刻、孫が嫁さんと2人でやって来た。硬筆の塾に出かける前に立ち寄って来て、バレンタインデーの手作りチョコとメッセージを贈ってくれたのだ。チョコもさることながら、孫が笑顔を見せるのが一番のプレゼントである。このまま何事もなく、素直に順調に成長してくれればと願う。
バレンタインデーと言えば、最近はチョコレート売り場も心なしか狭くなったような気がする。この頃は、自分へのご褒美ということで(若い人の間では)義理チョコが流行らずに、自分用のチョコやお菓子を買い求めるのだという。時代も変わったものである。


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国の天然記念物に指定されている平尾台で、最も標高が高い貫山(ぬきさん)へ登った。カルスト台地の中を縫いながら茶ケ床園地という場所から登り始めた。貫山への登山ルートは小倉南区からと小倉北区から、そして行橋、刈田側からの3ルートがある。今回は行橋側の福丸交差点から県道をくねくねと上って行った。
前日の雨天とは打って変わり、快晴になり冬とは思えない小春日和に恵まれた。2月の下旬には平尾台全体で野焼きが行われるということで、防火帯づくりの下準備が点々と行われていた。貫山の頂上からの展望は抜群である。直下は曽根干潟と北九州空港が一望出来る。北側は小倉の中心部と八幡方面、東側は刈田、行橋方面、南側は福知山、香春岳などが望める。空気が澄んでいれば、英彦山や由布岳なども望めるが、この日は晴天ながら少し靄けていた。平日にもかかわらず、登山者は20名ほどいた。石灰岩の羊群原の中、いく筋もある登山道を一歩一歩往復6km余りかけトレッキングを楽しんだ。
下山後は、登山口付近にある自然観察センターに立ち寄り、カルスト台地の成り立ちや動植物や野鳥の生態などの展示物を見学した。山頂で食べた手作りのおにぎりの味は格別だった。


2月もはや半ば。今年も我家の庭では沈丁花(ジンチョウゲ)の花がほころび始めた。沈丁花は華名で「瑞花」と呼ぶ。中国南部が原産地で、香りが実に良い。春の訪れを告げる花である。夏のクチナシ、秋のキンモクセイと並んで三大香木とも呼ばれる。色はピンク系、白系、赤紫系などがある。隣家のAさんが存命の頃、ジンチョウゲの花が咲く時がゴボウの種の播き時だと教わった。今月下旬頃にはそろそろゴボウ、ニンジン、ダイコン、ホウレンソウなどの春野菜を植え付けなければならないので、下準備にかからねばと思う。

テレビ、新聞ではあいも変わらず、新型コロナウイルス(肺炎)の話題でもちきりである。中国本土では死者が1千人を超え、感染者数は4万3千人にのぼると報じている。元来、政府発表そのものが怪しいので、実数はまだまだ多いのだろう。日本でも感染者の数が1百人を超えた。中でも、クルーズ船内での感染者が大半を占めている。船内に閉じ込められている人々の不自由さはいかばかりかと想像するが、船を下りて社会へ復帰した場合の、周囲の状況を考えるといささか困惑する。周囲に迷惑がられたり、あらぬ差別を受けたりするケースも当然出ると思われる。人生には「まさかの坂」というのがあるというが、なるほどなと思う。経済への影響も次第に出始めており、部品の供給が出来ずに生産ラインに影響が出始めた業種もある。諸々の状況を考えれば、一日も早く終息に向かって欲しいものである。


2月もそろそろ中旬になる。裏山では紅梅、白梅、色とりどりの梅が満開を迎えている。白加賀、甲州最小、豊後梅、南高など、昔、知り合いの苗木商から求めたものである。古い樹はかれこれ樹齢が20年近くにもなる。毎年、沢山の実を付けて、梅漬けやジャム用で知り合いにお裾分けしている。

開花の具合から見て、今年も沢山の実が採れそうである。例年、花が満開のこの時期に大きな寒波が来なければと願う。実の着き具合が良くないからである。今年は暖冬気味で大丈夫だろう。しばらくは花を楽しみたい。


数日前から裏山の栗園の中の清掃をしている。落ち葉が堆積し、害虫の巣になっている可能性があるので、毎年この時期に綺麗に掃いている。秋の収穫後にはお礼肥を施しているので元肥はほんの少しで良いだろう。
栗園や蜜柑園の境の段に石積が築いてある。これは70年ほど前におやじがコツコツと積みあげたものだ。歳月を経てもなおしっかりと土止めと境界として役割を果たしている。おやじは戦前に外地に居て、帰国後は一時都会に住んでいた時があり、戦後の食糧難で、食料調達に随分と苦労をしたらしい。田舎に買い出しに出ても分けては貰えず、これからは自分で食べるものくらいは自分で生産せねばと、一念発起。苦労して土地を手に入れ、雑木ばかりの荒れ地を一鍬一鍬手開墾をして今の裏山を切り開いた。今、日本の食料自給率は40%を切っていると聞く。外国から輸入が止まったら、たちまちアウトである。若い者は、あれが嫌いだとか、これは食べないとか言うが、草木など食べられるものは何でも食べた世代にとって今の時代は天国である。
そういう思いでおやじが求めた土地を現在は私が引き継いで元気を貰っている。その親父が亡くなって今年ではや満32年目になる。今年は時期を見て「33回忌法要」をやろうと思うが、実に歳月の経つのは早いものである。考えてみると、親の27回忌が出来るというのは有り難いことである。


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定年退職後、自産自消を目指し、野菜・花・木々と目下奮闘中。
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