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先般、裏の山から孟宗竹を数本切り出した。実はお盆前に知り合いのNPO法人の方から行事(イベント)でソーメン流しをするから調達して欲しいとの依頼を受けた。坂のある山道を長い竹を切って運び出す作業は結構面倒なものである。立った竹を鋸で切り倒し、運び出して適当な長さに小切りにしたり、2つ割りにしたり、それから角をとったり、また丸切りにし容器用のカップをつくるのは時間がかかる。お盆の間に大あらましな作業は当方でやっておいて後はNPO法人の方に任せることにした。
一昨日、無事にソーメン流しが終わったという連絡があった。子ども達も一緒に諸々細かい作業を手伝い喜んだという。代表者2名、子供たち2名でお礼に見え写真と感謝のメッセージを書いたものをいただいた。ささやかな社会貢献だったが良かった。一昨年あたりから我家の裏山で花木の花の観察会(カメラを持参して春、夏2回)、秋にはリース造りのため葛取りなどをやっている。来年もまた夫婦で元気にお手伝いが出来れば良いと思う。

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お盆が過ぎ8月もはや後半に入った。連日猛暑の日々が続いていたがここ2、3日間天気がぐずついている。近畿地方を襲った台風7号の影響が多少関係しているのであろう。周辺の田んぼで稲穂が黄金色に色づいて首を垂れ始めた。4月中下旬に田植えした田んぼで猛暑の中を稲刈りが始まっている。早い所では令和5年度の新米が店頭に並ぶ季節になった。1年が経つのは実に早いものである。

昨日、裏山に行ったら林の中から久しぶり「ホアメイ」の鳴き声が聞こえた。4、5年ぶりに聴くあの気忙しい鳴き声である。ホアメイ(画眉鳥)のさえずりは賑やかで遠くにいても実にうるさい聲なのでそれとすぐに分かる。中国に生息する鳥でたまに日本へも飛来して来る。中国では愛鳥家が鳥籠に入れ鳴き声を競う。早朝に鳥籠を持って公園などに行き鳥仲間と鳴き声を競う。ホアメイも鳴き比べ対象の鳥である。おりしも2~3日前に中国政府が日本への団体旅行を何年かぶりに許可したというニュースがあったばかりだが・・・ホアメイもそれにあやかり便乗して飛来したのだろうか?けたたましく気忙しい鳴き声だが何となく懐かしかった。

ノロノロ迷走台風6号は結果的に大きな被害がなく一安心している。予報では一時当地の真上を通過する進路で心配した。何とか逸れ胸を撫でおろしている。現在台風7号が近畿地方を直撃の様相である。お盆の交通機関に影響がありそうで早めのUターンを余儀なくされている。

我家では次男家族が早めに帰省。コロナ禍で実に3年半ぶりの再会だった。久しぶりに長男家族も含めて総勢9人で近場で遊んだ。不確定な時代、この先、皆が全員健康で一堂に会し会うことも少なかろうと思う。孫たちが喜ぶような場所を中心に出かけた。帰り際、空港に行く前に先祖墓へお詣りした。(今年は早めに)予め先祖墓の大掃除をやっていた。孫たちも一緒に墓参して亡き先祖様方も喜んでくれたと思う。平和な日々が過ごせることも先祖のお陰である。気持ちを込めて合掌する。
猛暑の夏ももうしばらくの辛抱だろう。まもなくお米(水稲)の収穫の時期を迎える。

迷走台風6号は九州の西海上を朝鮮半島に向かっている。初めの進路は中国大陸に向かうと予想されたが、いったん沖縄本島付近に迫り、さらにUターンし沖縄に2度にわたり被害を及ぼした。夏休みで沖縄を観光していた多くの客が(飛行機が飛ばず)足止めされた。
我家では8月4日に次男家族が(お盆の混雑を避け)関東から帰省した。下の孫とはコロナ禍で会えず今回が初対面だった。よい機会なので、長男、次男家族と3家族連れ立って出かけた。小さい子供たちが喜ぶような所へ出かけた。血の池地獄、高崎山、うみたまご、ハーモニーランドなどに行ったのは実に数十年ぶりだった。遠い昔に亡くなった両親と子供たちと一緒に出掛けた懐かしい場所である。

血の池地獄は別府でも奈良時代から豊後国風土記に「赤湯泉」という名前で記載されていたという現在でも知られた国指定名勝である。赤い熱泥の池は酸化鉄や酸化マグネシウムからなり、皮膚病に効くと言われている。「血の池軟膏」は今でも土産物として売られていた。遠い昔を思い出して懐かしかった。


連日異常な猛暑日が続いている。作業は朝のうちで日中はとても外には出れない。農作業中に高齢者が畑で倒れたというニュースも増えている。テレビニュースでは各地で連日36℃とか39℃とかを記録したとの放送があっている。盆過ぎまではこの暑さが続くのかと思うと大変である。
我家の庭の数か所に植えてあるヒオウギ(檜扇)の花が今満開になっている。夏に咲く花で、葉っぱが扇を広げたような形をしてるから名前が付いたのだろう。ヒオウギの花は赤系(橙色というべきか?)でまだら模様が入る。秋に黒い小さい球状の種が着く。このヒオウギは京都の夏に開催される「祇園祭」の際に欠かせないという。京都地方では昔からヒオウギは魔除けの植物とされている。牛頭天王(ごずてんのう)の祟りを鎮めるための植物とされていて祇園祭の際に床の間や玄関に飾られるらしい。

早いもので明日で7月は終わり。いよいよ8月である。昨日は長男の手伝いを得て恒例の先祖墓の大掃除を行った。雑草がいっぱいだったがすっきりなった。今年もお盆がやって来る。

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